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学部長挨拶

岩手大学農学部は、1902年に日本初の高等農林学校として創立された盛岡高等農林学校を出発点とし、120年以上にわたり農学分野の教育と研究を積み重ねてきました。農学領域における先端的な教育研究と、広大なキャンパスがあるからこそ実現できる「実学」、つまり社会の役に立つ学問との融合は、本学部が誇る特色ある農学教育として長い歴史と伝統を築いてきており、これまでに宮澤賢治をはじめとする数多くの有為な人物を社会に送り出してきました。

さて令和7年度から、岩手大学農学部は学科・コースの組織再編を行い、食料農学科(農学コース・食品健康科学コース)、生命科学科(分子生物機能学コース・分子生命医科学コース)、地域環境科学科(革新農業コース・森林科学コース)、動物科学・水産科学科(動物科学コース・水産システム学コース)の4学科8コースを設置しました。

岩手大学農学部は、他の農学系学部にはない充実した入学定員や教員数を誇り、「将来学びたいこと」に応じてコースを選べる入試制度が特色です。さらに教育面では、すべてのコースで、「食料」「生命」「環境」を基軸にした「農学の総合知」科目群や、専門知識を深められるカリキュラムが用意されていることも大きな魅力です。8コースには、多彩なテーマがそろっており、皆さんが「これを知りたい!」「これをやりたい!」と感じる教育内容や研究テーマをきっと見つけることができるでしょう。

歴史ある校舎で伝統に触れながら、「生命(いのち)を育む」という農学の本質を一緒に学び、新しい知識や発見をともに切り拓いていきましょう。たくさんの経験を積んだ皆さんが、地域や社会で大きく羽ばたく未来を心から願っています。皆さんの夢を、ぜひ盛岡で一緒に育てていきましょう。

岩手大学農学部長 小出 章二 教授