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 地域環境科学科

【4年制】

革新農業コース【定員37名】
森林科学コース【定員33名】

  • Forest Science
  • Forest Science
  • Forest Science
 
アドミッションポリシー (入学者受入の方針)

入学者に求める資質(求める学生像)

【革新農業コース】

(知識・技能・理解・思考力・判断力・表現力)

  • 農業生産インフラ整備と農村環境の保全、地域のネットワークづくりを学ぶのに相応しい基礎学力を有する人
  • スマート農業、次世代型食料システムの創出に関する知識と技術の修得に相応しい基礎学力を有する人

(関心・意欲・態度・主体性・協働性)

  • 地域資源の適切な利用・管理と農村環境の保全、および地域振興について多面的に学ぶ意欲のある人
  • スマート農業、持続的な食料供給システムと資源の有効利用に関する最新技術を学ぶ意欲のある人

【森林科学コース】

(知識・技能・理解・思考力・判断力・表現力)

  • 森林科学を学ぶに相応しい基礎学力を有する人
  • 森林の多様な機能を活かす森づくりや、森林・自然環境の利用・保全に関する知識と技術の修得に相応しい基礎学力を有する人

(関心・意欲・態度・主体性・協働性)

  • 多様な機能を発揮できる森づくりと林産資源の利用に必要な知識と技術を学ぶ意欲のある人
  • 里地里山を含む地域生態系の保全と管理および防災の方策について学ぶ意欲のある人
学科概要

地域環境科学科では、持続可能な食と農の科学、森林資源の管理と持続可能な利用、森林の多様な環境保全機能、地域生態系の保全と管理、持続的農業生産と環境管理、農業インフラの整備、スマート農業システムの導入、グリーントランスフォーメーションについて、地球環境問題とSDGsへの対応を念頭に置いた教育を行い、未来の農林業を担う地域先導型人材を育成します。

 

1

グローバルな視点と高度な専門知識を備えて地域農業を先導するとともに、持続可能な食料・農業・農村システムの実現に向けた取り組みを通じて SDGs 達成に貢献できる人材の育成を目的とし、農業の技術革新と食料安全保障を推進する総合的な教育を行います。

2

森林との共生関係を築きながら地域社会を発展させることのできる人材の育成を目的とし、東北地域の恵まれた自然環境を活かして、樹木資源の生産と利用、自然生態系の保全・管理、防災などを含む幅広い分野に関する総合的な学びを提供します。

 
 
人材育成像

革新農業コース
革新農業コースの礎となる農業工学とその関連分野は、食料の安定生産と機械化による効率化などを中心に東北地域の農業生産に貢献してきましたが、現在はこれまで以上にハードウェアとソフトウェアの融合によるイノベーションが必要となり急速な対応が求められています。そこで革新農業コースでは、農業と食を切り拓く革新的な農業技術を取り扱うことのできる人材の輩出を目的とした教育・研究を行います。具体的には、スマート農業技術を核とした、農村環境や農業の基盤インフラ整備の技術の開発、地域のネットワークづくり、次世代型食料システムの創出を担うことのできる人材を育成します。さらには、グローバルな視点と高度な専門知識を備えて地域農業を先導するとともに、持続可能な食料・農業・農村システムの実現に向けた取り組みを通じてSDGs達成に貢献できる人材育成を行います。

森林科学コース
森林科学コースの母体である森林科学科は、JABEE(日本技術者教育認定機構)の認定を受けた教育組織であり、これまでも国際的な認定基準に基づいて第三者機関により保証されたプログラムによって社会の要求水準を高いレベルで満たす人材を輩出してきました。森林科学コースでは、引き続きJABEE教育プログラムを実践することにより、森林を主とする地域生態系の保全と管理並びに森林資源の持続的な生産と利用等に関わる森林及び森林関連分野における高度な専門職業人=森林科学技術者の育成を行います。具体的には、森林に関わる幅広い専門知識を身につけるとともに、それらを応用することで、森林の造成・管理から木質資源の加工・流通に至る様々な局面で地域に即した次世代の林業・林産業を担うことができ、さらには、里地里山地域までを含む地域生態系の保全と管理及び防災の方策について自立的かつグローバルな視点で考察し、地域や社会の安定と持続的発展に貢献するための素養を兼ね備えた技術者=森林科学技術者を養成します。

コース紹介
 
革新農業コース 革新農業コース

農業・森林資源の循環利用と環境管理、地域生態系の保全など、持続可能な農業の構築を探求します。あなたの興味や関心を深めながら、未来の農業のリーダーとして活躍する力を身につけませんか。
食料を安定して生産し食卓まで届けるためには、農地や水資源、農業機械、農産物の加工・保蔵・輸送の施設、そして農業者が安心して暮らせる農村空間が必要です。私たちは、これらの食料・農業・農村システムの整備や管理を、最先端技術を駆使して革新的に推進する人材の育成を目指しています。そこで、基礎から応用的なIoT やAI などを含めた先進技術まで幅広い専門教育を提供します。
そのため、教育分野は、農業情報、農地灌漑、資源循環、農村施設、農村計画、農業機械、農産物流通科学、農業気象環境などと多岐にわたり、卒業後の進路もスマート農林業・環境・建設・食品関連企業、公務員、大学院進学となり、様々な分野における活躍が期待されます。
農業を支えるか、食卓を支えるか、環境を守るか、あるいは地域を再生させるか、分野は異なりますが各々が深く結びついています。各々の分野で能力を発揮し、次世代を担う人材を育成します。

カリキュラム
カリキュラム

※2025年度(令和7年度)のカリキュラムです

科目紹介
  • 測量学基礎実習 〈2年前期〉

    測量は、農業施設や水田等の設計と施工に欠かせない技術であり、スマート農業や環境調査に用いられるリモートセンシングやGNSS(衛星測位システム)も測量技術の一つです。実習を通して測量の基礎的な技術を養います。

  • 農村計画学〈2年後期〉

    農山漁村ならびに地方小都市が抱える現代的課題を理解し,地域条件に即した方策を立案する力を養います。農山漁村空間の特徴と課題を地域コミュニティ,地域資源管理,生物多様性,農業政策等の切り口から学びます。

  • 農産食品プロセス工学 〈3年前期〉

    農産物・農産食品を製品化し、その保存や流通に必要な農産物の加工・保存技術を学びます。この講義をベースに食料・農業・エネルギーなどの地域の諸問題を技術的観点から解決できる人材の育成を図ります。

  • スマート農業概論〈3年後期〉

    スマート農業の必要性や現状について、Society5.0の実現や計測機器、データ解析、GISシステムに触れながら解説します。また、スマート農業の普及へ向けての施策や民間会社の業務の状況等を紹介します。

進路・資格
  • 【想定される進路】

  • スマート農林業・環境・建設・食品・IT 関連企業 公務員(農業農村工学系,農学系) 大学院進学

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  • 【取得可能な資格等】

  • 高等学校教諭一種免許状(理科、農業)、測量士補(申請資格)、普及指導員(受験資格)、ビオトープ管理士(2級)(試験問題の一部免除)、環境再生医(初級)

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    森林科学コース 森林科学コース

    多様な公益的機能を発揮しつつ木材や様々な恵みをもたらしてくれる森林は人間社会にとっても不可欠な存在で、その重要性と注目度は近年ますます高まっています。本コースは、岩手大学が持つ2つの演習林をはじめとした岩手・東北の豊かな森林環境を活用しながら、樹木資源の生産と利用、自然生態系の保全・管理、防災など、森林科学が含む幅広い分野に関する総合的な学びを提供します。具体的には、座学・実験系実習のみならず、フィールド系実習や外部組織の見学、インターンシップや関連事業体等からの出前講義などの多彩な教育を通じて、実地に即した包括的な森林科学の知識と技術を学ぶことができます。また異なる環境の森林・社会を学ぶ場として、希望者を対象に、暖温帯である鹿児島・屋久島での実習や海外研修(ドイツ等)を行っている点も特徴です。
    卒業後には大学院進学のほか、関連職種の国家公務員や地方公務員、測量設計や自然環境等に関する調査・コンサルタント企業など、在学中の学びを活かした進路に進む学生が多くみられます。

    カリキュラム
    カリキュラム

    ※2025年度(令和7年度)のカリキュラムです

    科目紹介
    • 樹木学実習〈2年前期〉

      演習林などで、実際に生育する樹木の分布・生育形態を観察。採取、標本作成を行うことで北東北地方の代表的な樹種の特徴を学びます。代表的な樹木数種につき、肉眼、ルーペ、顕微鏡などを用いて詳細な観察を行います。

    • 木材と住宅〈2年後期〉

      木材を適切に加工・利用するためには、それぞれの木材が有する樹種特性を十分に理解する必要があります。この授業では、寸法・形状の異なる細胞で組織された木材について、各種の物理的性質を学びます。

    • 森林保全生態学〈2年後期〉

      なぜ森林を守りたいのか?どうやったら森林を守れるのか?これらに確信を持って答えるため、森林の成り立ちや生物間の相互作用、森林が生態系の中で果たす役割について学び、森林が抱える問題を様々な視点で捉えていきます。

    • 森林政策学〈3年前期〉

      森林と人間社会は切り離せないほど密接な関係にあり、森林・林業・山村に関して様々な法律や制度・政策が存在します。その体系を学び、社会のニーズを満たしながら森林の持続可能性を担保する政策とは何かについて考えます。

    進路・資格
  • 【想定される進路】

  • 国家公務員(技術系・行政系) 地方公務員 測量設計や自然環境等の調査・コンサルタント 造園業 林業・林産業 土木建築業 大学院進学

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  • 【取得可能な資格等】

  • 高等学校教諭一種免許状(理科、農業)、技術士補(JABEE 修了)、測量士補(申請資格)、普及指導員(受験資格)、林業普及指導員(受験資格)、造園施工管理技士(1級・2級)(申請資格)、ビオトープ管理士(申請資格)、樹木医補(申請資格)、環境再生医(申請資格)

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