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研究室紹介

土壌圏循環学研究室(革新農業コース)(地域環境科学科)

土壌の物理的性質(構造・粒度組成)の視点から、土壌中における水と窒素の動きを明らかにし、作物の生産性の向上や環境保全を目指すための研究を行っています。

所属教員
武藤 由子    
キーワード
土    微生物    植物    水    環境    農業    食料・食品    

研究室NEWS

研究内容

地球上の全ての生物は、その表面を覆うわずか数10cmほどの土壌に依存して生きています。私たち人間にとって、土壌は食料を生産するための場としてなくてはならないものです。今後も食料生産を継続していくためには、土の中で起こる水・物質・熱の移動現象を理解し、土を大切に扱う必要があります。また、農地での水と肥料成分の動きをコントロールすることは農業のスマート化に貢献します。

 

【主な研究テーマ】

1.作物の生育が土壌中における水分と窒素の移動に与える影響

2.土壌中における水分移動・窒素動態の数値計算による予測

3.スマート農業のための農地の水分量・電気伝導率モニタリング

 

 

卒業研究・修了研究テーマ例

2024年度

・土壌センサーTEROS-12を用いた圃場観測での土壌水分量と電気伝導率の推定

・地表面の被覆状態が異なる畑地における土壌水分動態観測と予測

・窒素添加量の異なる条件下での一次元カラムコマツナ栽培実験における土壌水と窒素の分布

・植生の導入を目的とした石灰岩鉱山捨石集積場の土壌改良 -2016年からの経年変化-

 

2023年度

・一次元土壌カラムでのコマツナ栽培実験における吸水強度分布及び窒素吸収についての検討

・異なる日射量条件下での一次元カラムコマツナ栽培実験における土壌水と窒素の吸収

・土壌センサーTEROS-12を用いた電気伝導率の推定における土壌水分量と溶質濃度の影響

・地表面水分フラックス条件が土中の水分分布に与える影響

 

2022年度

・蒸発過程にある畑地土壌中での硝化に伴う窒素動態について

・一次元土壌カラムでのコマツナ栽培実験における土壌水と窒素の挙動

・土壌センサーTEROS-12を用いた土壌水分量・電気伝導率観測のための原位置キャリブレーションと無機態窒素量の推定

 

2021年度

・一次元土壌カラムでのコマツな栽培実験における水ストレス応答関数の推定

・一次元土壌カラムでのコマツナ栽培実験における吸水強度分布の推定

・アスパラガスの伏せ込み促成栽培における灌水方法の検討

・水田転換畑におけるシイタケ廃菌床施用による圃場排水性の定量的評価

 

2020年度

・コマツナ栽培下における硝酸態窒素の挙動の観測

・土壌水分量変化からのコマツナ根の実蒸散速度の検討

・蒸発過程にある黒ボク土中における硝化に土壌の酸化還元電位が与える影響

岩手県一戸町のレタス圃場における黒ボク土の水分特性