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 動物科学科

【定員30名/4年制/コースなし】

  • Biological Chemistry
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アドミッションポリシー (入学者受入の方針)

動物科学科では、産業動物、実験動物、野生動物、展示動物などの様々な動物種および飼料作物などを対象に、広く生命科学の基礎知識を学習するとともに、関連した実験技術を修得します。これらをもとに、人と動物が共生する地域社会の創造や動物関連産業の発展、生命科学の発展に貢献できる国際的視野を持った人材を育成します。

入学者に求める資質(求める学生像)
(知識・技能・理解・思考力・判断力・表現力)

  • 生命現象の解明と応用を学ぶに相応しい基礎学力を有する人
  • 動物生産および動物科学に関する知識と技術の修得に相応しい基礎学力を有する人
    (関心・意欲・態度・主体性・協働性)
  • 動物科学への強い関心を有し、課題の探求と解決に取り組む意欲のある人
  • 動物に関連した産業の諸問題の探求と解決に取り組む意欲のある人
  • グローバルな視点から、動物に関連した産業の持続的発展に積極的な意欲を有する人
学科概要
動物生産の復興、人の健康増進、
動物遺伝資源の保護などの幅広い分野を教育・研究

動物科学科は、動物生産の復興のみならず、人の健康増進、動物遺伝資源の保護など幅広く人類の役に立つための教育・研究を行います。本学科には、動物形態学分野、動物生理学分野、動物遺伝育種学分野、動物生殖学分野、動物栄養学分野、草地学分野、動物管理学分野、動物資源利用学分野を置き、産業動物、実験動物、野生動物、展示動物などの様々な動物種を対象とします。
本学科では動物科学分野におけるグローバルな視点を持った技術者や地域社会のリーダーとして活躍できる専門職業人の育成を行います。

1

地域的背景を活かし、効率的かつ機能的に動物科学を学ぶ

我が国有数の畜産物生産基地である東北地方という地域的背景を活かし、地球の環境保全に配慮しながら、効率的かつ機能的に動物を生産するための動物科学について学びます。

2

幅広い動物種を対象として様々な分野の講義および実験を実施

産業動物(家畜)、実験動物、野生動物、展示動物など、幅広い動物種を対象として、動物の生理、形態、組織、遺伝育種、発生、生殖、栄養、生産生理、飼養、管理、行動、草地および動物資源の利用に関する講義および実験を行います。

3

充実の施設で牧場実習を実施、
動物科学に関わる幅広い学問を学ぶ

附属寒冷フィールドサイエンス教育研究センターでの牧場実習を実施し、また、他学科の授業科目を数多く受講できるように工夫しており、動物科学に関わる幅広い学問について学ぶことができます。

カリキュラム

※2023年度(令和5年度)入学生のカリキュラムです

  • 科目紹介
    動物発生学 〈2年前期〉

    動物発生学に関しての基礎的な知識を身につけるため、発生学の歴史、発生学の根幹をなす受精、胚発生、胎子発育・胎盤形成、また、これらの現象を制御する仕組みについての基本的な知識を学びます。

  • 飼料機能学 〈2年後期〉

    ウシ、ブタ、ニワトリなどの成長および繁殖にとって必要不可欠な飼料の栄養・機能、飼料原料の種類・加工、飼料の貯蔵・安全性などについて学びます。

  • 動物行動学 〈3年前期〉

    動物行動学を体系的に理解するため、行動の起こる仕組み、行動の機能、行動の発達、行動の進化、行動の分類、行動レパートリー(維持行動、社会行動、生殖行動、葛藤行動、異常行動)について、野生動物や産業動物などを例に学びます。

  • 動物資源利用学Ⅰ 〈3年前期〉

    身近な食品である食肉についての理解を深め、また、食肉を利用した加工品の製造技術に関する知識を習得するため、加工業の歴史や、食肉の成分および機能を利用して肉製品を製造する技術について学びます。

卒業研究テーマ例 2020年度(令和2年度)~2021年度(令和3年度)の研究テーマです。
  • 都市近郊林に生息するニホンリスの行動と行動発現場所
  • 盛岡市手代森地区のニホンカモシカ生息地におけるニホンジカ侵入の影響
  • ニワトリ血漿中におけるリジンアマドリ化合物結合タンパク質の探索
  • 鶏舎における環境パラメーターを用いたニワトリ育成率の推定
  • 体外発生培地へのDKK1添加がウシ体外受精胚の遺伝子発現プロファイルにおよぼす影響
  • 抗ミュラー管ホルモンがブタ初期胚の体外発生におよぼす影響
  • UVB照射が皮膚構成脂質および皮膚バリア機能に及ぼす影響
  • 運動および高ショ糖食が骨格筋や心臓のエーテル型リン脂質の組成に与える影響
  • 浸漬液のpHが鹿肉の理化学特性およびテクスチャー特性に及ぼす影響
  • 接触型電極を用いたインピーダンス測定による乾燥中の牛肉乾塩漬ハムの水分含量および硬さの推定
  • アルギニン製剤の給与が定時胚移植前後の黒毛和種牛の妊孕性に及ぼす影響
家畜を効率よく生産するための研究を行なっています

私は、動物生殖工学研究室に所属しています。当研究室ではウシやブタなど家畜の生殖工学に関する研究を行なっており、そのなかでも私はウシの体外受精胚に関する研究を行なっています。ウシの体外受精胚を母ウシの体内(子宮)に戻した場合、胚が着床する割合が体内受精胚と比較して25%も低いことが問題となっています。この問題点を解決するためにウシ胚のDNAやmRNAを解析し、体外受精胚ではどのような遺伝子の発現が体内胚と異なっていて、それによりどのような影響が起こるのかなど、日々研究を行なっています。

宮原 舜平(みやはら しゅんぺい)さん
〈新潟県立新潟江南高等学校出身〉
幅広い分野の学びを様々な動物を通して人に活かす

当学科では、産業動物や実験動物、野生動物など様々な動物種について学んでいます。専門的知識の講義に加えて、実験や牧場実習など実際に動物に直接関わる機会も多いので、より理解を深めながら学ぶことができます。また、当学科の研究室では、動物に関する多くの研究を通して食料生産や疾病予防、共生など人と動物の生活に活かす研究ができます。
動物科学を通して幅広い分野を学びたい、追求したい学生には、ぴったりの学科です!

清野 菜帆(せいの なほ)さん
〈青森県立弘前高等学校出身〉
進路・資格

【想定される進路】

食品・医薬品・動物関連企業  国家・地方公務員(畜産職)  大学院進学

【取得可能な資格等】

高等学校教諭一種免許状(理科、農業)、食品衛生管理者(任用資格)、食品衛生監視員(任用資格)、家畜人工授精師、実験動物技術者(受験資格)、環境衛生監視員(任用資格)、普及指導員(受験資格)

2020〜2021年度(令和2年度〜令和3年度)卒業生の進路実績

※円グラフの数字は人数を示しています ※円グラフは2021年度(令和3年度)のみの実績です

進路

【進学】岩手大学大学院、横浜市立大学大学院

【公務員】農林水産省、岩手県、秋田県、福島県、仙台市

【民間企業】独立行政法人農林水産消費安全技術センター、全国農業協同組合連合会、岩手県農業協同組合中央会、福島県酪農業協同組合、(医)レディースクリニック京野 京野アートクリニック、(株)MEAL MAKER、(株)Petit pas、(株)福島中央テレビ、JA全農北日本くみあい飼料(株)、ヤマタ畜産、(株)一成、(株)おてんとさん、英ウィメンズクリニック、(有)瑞穂農場、(一財)日本気象協会、(医)浅田レディースクリニック、(株)科学飼料研究所、(株)AHB、栄研化学(株)、(株)アウトソーシングテクノロジー、(株)ディール、伊藤ハムデイリー(株)、(株)ドコモCS、(株)水環境プランニング