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研究室紹介

動物栄養機能学研究室(動物科学科)

動物の病気を予防する目的で、「動物が本来持っている自然免疫能を活性化させるような飼料サプリメントの開発」をテーマに研究しています。また、岩手ならではの地域課題対応や環境リサイクルに関する研究も行っています。

所属教員
小田 伸一    
キーワード
動物    家畜    環境    生命科学    食と健康    

研究内容

 ウシやヒツジのような反芻動物は、ヒトが栄養として直接利用することのできない粗剛な草を食し、ヒトにとって良質な栄養分である乳、肉等を提供する動物であり、基本的にはヒトと食物競合することのない家畜です。その反面、現在の高能力家畜の生産性は、一般に濃厚飼料多給に依存しており、そのために生産病に陥る危険が伴います。また、口蹄疫をはじめ多くの疾病にも罹患する可能性があります。

 そこで、まず、動物の自然免疫能の季節変動や日内変動を調べることで、生理的変動パターンを知ります。次いで、どのような時期にどのような免疫能を調節すれば、病気の予防に最も効率がいいかを検討します。そして免疫能の調節に適した飼料サプリメントを開発し、日常の飼養管理の中に組み込みます。このように「医食同源」の発想で、抗生物質に頼りすぎない飼養管理の研究を進めているところです。

  

 

また、環境に配慮した研究への取り組みとして、ミミズを利用した産業廃棄物処理にも注目しています。この背景は、次のようになります。家畜飼料の大半を外国からの輸入に依存している日本では、家畜の糞尿は日本の土地に還元することになり、土地の富栄養価が進みます。これらは土壌や河川などの環境汚染にもつながります。シマミミズは、主として繊維質を餌とすることから、草食家畜の糞を餌にしたミミズ養殖を行います。そうすることでウシの糞の容積を大幅に低減できることと、糞が含有する窒素やリンといった元素をミミズの虫体に取り込むことができます。しかしながらミミズによるリサイクルには一長一短があり、ミミズの養殖そのものが、そんなに簡単なことではありません。(慣れてしまえば大した手間ではありませんが。)このリサイクルを有効に活用するには、ミミズの有する機能性がキーポイントになります。私たちはミミズの有する機能性に着目し、その応用に関する研究を進めているところです。